運命の出会いまであと一歩

婚活中の方から、「自分が『婚活』をしていることを知られるのは恥ずかしい」「他人に任せるのは不安」といった話を耳にすることがあります。実はそんなとき、私たちプロの仲人士は「なぜそう思うのだろう？」と不思議な気持ちになります。

体調が優れないときは医師を頼るように、勉強が出来ないときは塾や家庭教師を頼るように、「婚活」がうまくいかないときはその道の専門家・「仲人士」を頼るのはごく当たり前のことだと思っているからです。

結婚はしたいけど、異性に出会うチャンスがない。探し方が分からない。そもそも全く「ご縁」がない。そんな方がもし「奇跡の出会い」をずっと待ち続けているとしたなら、残念ながらそれは大切な時間を無駄にしてしまっているのではないでしょうか。あなたの「旬」がどんどん過ぎていってしまいます。

プロの仲人士に「婚活」を頼るのは、なにも恥ずかしいことではありません。分からないことがあったら何でも相談してください。豊富な経験と知識が、あなたの不安を取り除き、「結婚に前向きなあなた」へと変身させます。

街場で開かれる「婚活パーティー」の中には、参加するとき身分証明を確認しないところが多いと聞きます。だからいざパーティーで知り合った方と付き合ってみたら、お相手が「既婚者」で「遊び目的」だったとか、「宗教やネズミ講の勧誘」だった･･･　ということは結構あるようです。

事実、こんなことがありました。

ある女性の方から「『街場の婚活パーティー』で出会った方と初デートすることになったけど、不安なので少しだけつきあって欲しい」と頼まれ、「男性の見極め」のために最初の10分ほど立ち会ったのです。

やってきたのはとても爽やかなイケメン。トークも話題豊富で切れ味良く楽しい男性でした。私は事前に女性と打ち合わせていた「大丈夫！」のサインをこっそり送り、うまくいくことを祈ってその場を後にしたのですが･･･　その後女性から送られて来たのは残念な知らせでした。

その男性は私が去ると、ある名の知れた「マルチ商法」の会社の商品を勧め始めたというのです。弁舌爽やかに語りながら、実は商品を売りつける「ターゲット」＝「カモ」を見つけるために「街場の婚活パーティー」を利用していたのです。私もすっかりだまされてしまいました。

つまり入口のハードルが低いということは、「危険もいっぱい！！」ということなのです。

では今流行りの「ネット婚活」はどうでしょうか。

中には入会審査が緩いとか、登録後何もかも自分でやらなくてはならないところもあるようです。

ちゃんとお世話をする人がいないということは、「入口にセキュリティーシステムのないマンション」と同じこと。誰でも入れるから怖いことが起きても不思議ではありません。

ましてや「出会い系サイト」での婚活となると、「本気」なのか「遊び」なのか「さくら」なのか会うまで訳が分からないことがあると聞きます。 

早く結婚をしたいと願っているのなら、無駄な時間やお金を費やさずに、安心な日本仲人協会の「認定仲人士」（※）に相談するのが一番の早道です。 

※内閣府認証NPO法人全国結婚相談業教育センター認定仲人士

かつて「お金で買えない物はない」と豪語した方がいましたよね。でも、「婚活」はお店で商品を買うのとはわけが違います。

「お見合い」とは、あなたが気に入れば必ず会えるわけではありません。そのお相手が「会うことを受け入れてくれる」、すなわちあなたを選んでくれなければ会うことさえも出来ないのです。現実はそう甘くはありません。 

ですから、もし入会金や登録料と月会費を払ってさえいれば、仲人士がお見合いのお相手を「際限なく見つけてくれる」と思っているのなら、それは考えを改めてもらわなくてはなりません。

昨今のお見合いで大切なのは、「お相手を選ぶ」ことより実は「お相手に選ばれる人」になることなのです。

「学歴」や「身長」を今から変えることは難しいでことしょう。「収入」も転職するだけのスキルが無ければ、すぐに大幅なアップは望めないかもしれません。

しかし例えば「趣味」。自分の趣味だけを頑なに楽しむのではなく、少しおおらかな心になってお相手の趣味にも興味を持てば、会話が弾むきっかけになるかもしれません。

また服装や髪型・化粧も、自分本位になっていませんか？　少しは「お相手からどう見えるか」気にかけてみるのも大切なのではないでしょうか。

もし料理が苦手なら、料理教室に通って腕を磨くのも一つの手かもしれませんね。きっとあなたの手料理を、お相手は喜んで食べてくれることでしょう。

仲人士は、もちろんあなたが「選ばれる人」になれるよう全力でサポートします。 

しかしあなた自身も「お相手から選ばれる人」になるために、努力しなくてはならないと心して欲しいのです。

これまでは自分のことだけ考えていれば良かったのですが、「お相手に選ばれる人」になることを望むのなら、常に「お相手の立場になって考える」クセをつけるのが肝要なのではないでしょうか。